Japan Foundation Bangkok

タイ人作家チュラヤーノン・シリポン初個展 “Behind the Painting”展

タイ人作家チュラヤーノン・シリポン初個展

“Behind the Painting”展

9月11日(金)18:00~

@シラパコーン芸術大学アートセンター

 

 

国際交流基金バンコク日本文化センターは、シラパコーン芸術大学との共催により、国際芸術センター青森(ACAC)学芸員・服部浩之氏をキュレーターに迎え、タイ人作家・チュラヤーノン・シリポン氏の初個展「Behind the Painting」展を開催いたしました。

 

チュラヤーンノンは、これまで、タイに暮らす人なら誰もがよく知るタイ固有の政治や社会問題、慣習などを取り上げ、ユーモアある映像作品を制作してきたアーティストの一人です。本展のタイトルとなった「Behind the Painting」は、タイ人作家シーブラパー(クラップ・サイプラディット)が1937年に発表しベストセラーとなった小説『絵の裏』(Behind the Painting)をモチーフとし、チュラヤーノンが独自の視点から、映像・絵画などの手法を使って、様々な形態のアートに発展させた一連の作品群を指しています。

 

本展は、2014年に国際芸術センター青森(ACAC)と国際交流基金アジアセンターが共催した「メディアアートキッチン―ユーモアと遊びの政治学」展にチュラヤーノンが出展した同名の作品が始まりとなりました。同年にチュラヤーノンは、ACAC学芸員の服部氏よりアーティスト・イン・レジデンスプログラムに招待され、2か月間青森県に滞在した折、青森県の自然の中で、日本が舞台となった原作の小説から着想を得た映像作品や絵画を制作し、その背景を現代社会の文脈に置き換えることで、「絵の裏」で見落とされていたもしくは隠されていたことを表現する試みとなったのです。

 

注目の若手作家による、絵画・文学・映画の技法を融合させた作品の展示となり、大反響のうちに閉幕いたしました。

 

<『絵の裏』あらすじ> 日本語訳も出版されている本作は、日本で学ぶタイ人留学生・ノッポーンと上流階級出身の美しい女性・キラティの悲恋を描いています。キラティは、政略結婚相手である年上の夫の日本出張に付き添い来日しますが、その夫が妻の世話を任せた相手がノッポーンでした。お互いに恋に落ちるノッポーンとキラティでしたが、社会的身分や年齢の差もあり叶わぬ恋となり、悲恋として終わりを迎えるのです。

 

展覧会情報
会期 :
9 月 11 日 (金)~10 月 10 日 (土)
平日      午前 9 時~午後 7 時
土曜日   午前 9 時~午後 4 時     ※日曜祝日休館

会場 :

シラパコーン芸術大学アートセンター
31 Na Phra Lan Raod,
Phra Borommaharatchawang, Phra Nakorn,
Bangkok
TEL +66-2-221-3841, 623-6155 Ext. 11418, 11419

オープニング :

9月11日(金)
午後 6 時 : チュラヤーノン・シリポン氏と服部浩之氏によるトーク
午後 7 時 : オープニングセレモニー

来場者数:
(オープニング)140名、(会期中)1,286名

 

アーティストおよびキュレーター紹介:

 

チュラヤーノン・シリポン

1986年バンコク生まれ。ドキュメンタリー映像・映画作家。多くの映画祭等で作品の上映歴また受賞歴がある。出典グループ展/国際美術展に、「Sharjah Biennial 11」(アラブ首長国連邦、2013)、「FAITH and FAIRY TALES: New Media Art for Thailand」(南洋理工大学、シンガポール、2014年)、「SCINTILLATION OR DISAPPEARANCE」(韓国国立現代美術館、ソウル、2014年)、「第4回モスクワ・ビエンナーレ 」(モスクワ、2014年)、「第5回福岡アジア美術トリエンナーレ」(福岡、2014年)など。

 

服部浩之

1978年愛知県生まれ。2006年早稲田大学大学院修了(建築学)。2009年より青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)にて学芸員として勤務。つねに「オルタナティブなあり方」を意識の根底に据え、Midori Art Center(MAC)というスペースを日本と世界で独自に運営している。近年の企画に、十和田奥入瀬芸術祭「SURVIVE -この惑星の、時間旅行へ」(十和田市現代美術館、奥入瀬地域、2013年) 、7か国13人のキュレーターと協働した国際交流基金主催展覧会「MEDIA/ART KITCHEN -Reality Distortion Field」(インドネシア国立美術館、MAP KL、アヤラ美術館、BACC、YCAM、ACAC|ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、バンコク|2013年-2014年)などがある。あいちトリエンナーレ2016にもキュレーターとして参加。

 

 

イベント写真一覧:

 

アーティストトーク&セッション

 

チュラヤーノンおよび服部氏によるトークの様子

 

 

(写真左から)シラパコーン芸術大学アートセンターディレクター:パラマモーン氏、国際交流基金バンコク日本文化センター所長:福田、アーティスト:チュラヤーノン氏、キュレーター:服部氏

 

 

映像作品に見入る観客たち

 

パズルによる作品 “Incomplete dream” を観賞する観客と 説明を加えるチュラヤーノン氏

 

 

 

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